榊原平 / Taira Sakakibaraのブログ

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静岡県袋井市の学校給食:地場産品の活用と食育の推進

はじめに:袋井市の学校給食

静岡県袋井市では、学校給食において地場産品の使用を積極的に行っています。地場産野菜の使用や食品ロス対策、そして「おいしい給食課」の活動など、様々な取り組みを通じて、「日本一健康文化都市」を目指しています。

地場産野菜の使用

袋井市では、学校給食で地場産野菜を活用することにより食育の推進を実施しています。

令和4年度は年間200日近く、地場産野菜が給食で提供されています。

食品ロス対策

袋井市では、地場産品を使った給食を展開中ですが、年間数千kgの野菜が廃棄されていました。その解決にあたって、2015年頃から食品ロス対策を実施し、保存設備の整備やレシピ開発などに取り組み、着実な効果を上げています。

おいしい給食課

袋井市の「おいしい給食課」は、地場産物を仕入れられれば良いのですが、それが試行錯誤の連続でした。そもそも食育を抜きにしても、近くで獲れた野菜の方が新鮮で美味しいじゃないですか。ですから「おいしい給食課」としては、非常に重要なテーマでした。

表彰

袋井市の学校給食は、「第8回健康都市連合国際大会」においてWHO(世界保健機関)から表彰を受けました。

また、袋井市立中部学校給食センター静岡県教育委員会から推薦され、学校給食表彰審査会において審議が行われた結果、本年度の表彰対象となり、令和元年11月7日、第70回全国学校給食研究協議大会(岡山県岡山市)で表彰されました。

おわりに

以上のように、袋井市では学校給食において地場産品の使用を積極的に行い、食育の推進を実施しています。

また、「おいしい給食課」の活動や食品ロス対策など、様々な取り組みを通じて、「日本一健康文化都市」を目指しています。

これらの取り組みは、地域の農業を支え、子供たちに新鮮で美味しい食事を提供するという、素晴らしい一石二鳥の効果をもたらしています。袋井市「おいしい給食課」の学校給食のあたらしい取り組み|TOPPAN EDUCATION静岡県袋井市は、食育などの観点から学校給食について先進的な取り組みを進められている自治体の一つです。今回は特別編として、袋井市教育委員会 おいしい給食課の石塚浩司さんに、地産地消の給食とICTについてお話を伺ってきました。solution.toppan.co.jpふくろいのきゅうしょく|袋井市 ★毎日、給食写真を更新しています。★食育だより「地産楽食」を掲載しますので、ご覧ください!地産楽食4月号(PDFファイル:362.2KB)★給食レシピは、「袋井市公式クックパッド」にも掲載されています。http://cookpad.com/kitchen/33667340★中部学校給食センターの施設見学及び試食申請書を掲載しました…www.city.fukuroi.shizuoka.jp

地元袋井市、中部学校給食センターの試食会。ハンバーグがメインとあってたまらず参加!袋井の豚肉を使ったハンバーグ、袋井産も使った国産小麦のパン、野菜も地元中心。安心・安全でおいしいさも◎ 食育も兼ねた給食タイム。正直、子どもたちがうらやましいッ(弱火) pic.twitter.com/PtXXf6PfRC— バーグマン田形 (@TagataTomoyuki) March 15, 2018

中部給食センターやさしい解説 袋井市内の子どもたちのために、健康に配慮した、おいしい給食を作っています。 中部学校給食センターは、全国のモデルとなるような最先端の衛生管理システムと厨房設備を備えるとともに、食物アレルギーを有する児童生徒...fukuroi-digital-archive.com

WHOや健康文化都市連盟の方々が、日本視察で、袋井市にも立ち寄っていただいた時の様子が記事になっていました。

僕からは、袋井市の給食のお話をさせていただきました。

Japan's green and blue spaces inspire the continued promotion of healthy cities in Europe https://t.co/mGRCKHxFYD— いしづか こうじ (@kojiisi) March 13, 2024

Japan's green and blue spaces inspire the continued promotion of healthy cities in EuropeGreen cities, age-friendly cities, nutrition, and blue spaces were among the highlights of a study tour to 5 Japanese cities, organized by the WHO European Healthy Cities Network i…www.who.int

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ドイツ総領事館 150周年記念祭:大阪中之島美術館での開催、歴史の証人、未来への架け橋

はじめに:ドイツ総領事館 150周年記念祭

2024年5月10日、大阪中之島美術館にて、ドイツ総領事館 150周年記念祭が盛大に開催されました。クレーメンス・フォン・ゲッツェドイツ駐日ドイツ大使をはじめ、多くの方々が来場し、歴史を振り返りながら未来への希望を語り合う、大変貴重な機会となりました。

今回のイベントでは、150年の歩みの中で起こった様々な出来事を振り返る漫画の展示が設けられました。

第一次世界大戦中に神戸に設けられたドイツ人捕虜収容所に関する展示です。

この収容所には、後に「ユーハイム」の創業者となるカール・ユーハイム氏も収容されていました。氏は捕虜生活の中で、日本で初めてバウムクーヘンを焼き上げ、その後も和菓子作りに携わることで、日独の架け橋となる役割を果たしました。

また、同じく捕虜だったドイツ兵によって、アジアで初めてベートーヴェン「第九」が演奏されたというエピソードも紹介されていました。これらの出来事は、単なる過去の話ではなく、戦争の悲惨さや文化交流の重要性などを現代に生きる私たちに訴えかけてくるものです。

イベントでは、こうした歴史を振り返りながら、未来に向けてのメッセージも発信されました。それは、過去を教訓とし、平和と共生を大切にしていくことの重要性です。

クレーメンス・フォン・ゲッツェドイツ駐日ドイツ大使

おわりに

在大阪ドイツ総領事館150周年記念イベントは、歴史と文化を繋ぎ、未来への希望を語る貴重な機会となりました。私たち一人一人がこのイベントを通して得たことを胸に、平和な世界の実現に向けて努力していくことが大切です。

大阪の地から発信されるメッセージは、これからも世界中の人々に勇気と希望を与え続けていくことでしょう。

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尾形光琳の影に咲く根津美術館の燕子花図と庭の花々

はじめに 根津美術館の燕子花の魅力

五月の爽やかな日差しの下、私は根津美術館の静謐な庭園を散策しました。

その中で目に飛び込んできたのは、時の流れを超えて静かに咲き続けるカキツバタの群れでした。見頃を少し過ぎていたとしても、その魅力は色褪せることはありませんでした。

紫色の濃淡が織り成す風景は、古い絵画を彷彿とさせるような趣がありました。

庭の一角では、ツツジが鮮やかに花盛りを迎えており、その色とりどりのコントラストが春の光を一層明るく照らしていました。

また、尾形光琳の「燕子花図屏風」にも出逢い、その作品からは日本の伝統的な美しさが感じられ、見る者を虜にしました。先日、知立の八橋で見た燕子花も蘇りました。それぞれの場所で目にする花々は、同じ種類であっても、それぞれ独自の美しさを放っていました。

おわりに

これらの瞬間は、私にとって非常に幸福な時間であり、自然の美しさとそれを愛でる文化が生み出す日本の心を、新たに感じることができました。根津美術館の庭園とその中に咲く燕子花は、その美しさと静けさで訪れる人々を魅了し続けています。

第14回在原会一人茶会: 八橋の燕子花の美しさと売茶翁の遺産

はじめに:第14回在原会一人茶会

今日、5月5日に素晴らしい体験をしました。知立市八橋にある歴史ある在原寺で開催された「第14回在原会一人茶会」に参加する機会をいただきました。

八橋は、美しいかきつばたが咲き誇り、伊勢物語にも詠まれた平安時代の貴族、在原業平の名を今に伝えています。

しかし、この茶会は単なる風景や歴史だけではありません。売茶翁の遺産が息づく場所でもあります。

売茶翁とは?

売茶翁こと高遊外(ばいさおう)は江戸時代の黄檗宗の僧であり、煎茶の中興の祖とされています。彼は煎茶を通じて禅の教えを広め、簡素で清貧な生活を送りながら、人々に茶を振る舞い、禅を説きました。

彼の哲学は、形式化された茶道に対する批判から生まれたもので、茶本来の精神に立ち返り、煎茶普及の活動に傾注しました。

彼は「仏弟子の世に居るや、その命の正邪は心に在り。事跡には在らず」と述べ、内面の清らかさを重んじる生き方を示しました。また、身分や貧富を問わず、誰もが茶を楽しめるようにしたことも彼の哲学の一部です。

一人茶会の至福のひととき

茶会では、9席の茶席が設けられ、煎茶、抹茶、中国茶など、さまざまな種類のお茶を楽しむことができました。

それぞれのお茶が持つ独特の風味と歴史に触れながら、参加者との交流を深めることができました。

野点 1席目 田んぼ席 09:10

抹茶 野点 2席目 9:20

石井拓衆議院議員、林郁夫知立市

抹茶 野点 3席目 10:20

抹茶 野点4席目 10:20

煎茶 第5席目 11:04

中国茶 知足貧楽庵 6席目

牛田名物の大豆煎茶屋 7席目 11:43

抹茶ラテ&シフォンケーキ 第8席目 13:22

煎茶 9席目 13:45

お茶を通じて心を通わせるひとときは、まさに人生の豊かさを象徴しています。

売茶翁の哲学は、私たちが日常で忘れがちな「共に生きる」という精神を思い出させてくれます。お茶一杯に込められた思いやりと、和菓子のほんのりとした甘さが、人々の心を温かくするのです。お茶の香りが漂う中で、歴史ある在原寺の静けさを感じながら、一人一人が自分の内面と向き合い、穏やかな時間を過ごすことができるのは、まさに売茶翁が目指した「茶の道」そのものです。

在原寺での一人茶会は、ただの茶会ではなく、歴史と現代が交差し、地域社会が一つになる場でもあります。林郁夫市長や国会議員の方々との交流を通じて、地域の未来について考える機会を得られたことは、非常に意義深いものでした。

この素晴らしいイベントに参加できたことを心から感謝しています。八橋のかきつばたと売茶翁の遺産が交差する場所で、お茶と交流を楽しむひとときは、まさに至福の時でした。

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碧南 小伴天で開催された「おいしいものを食べる会」4月碧南

碧南 小伴天 長田健太さん

碧南 小伴天で料理長の長田 健太

春の息吹が感じられる穏やかな日、碧南の小伴天で開催された「おいしいものを食べる会」に、常滑市井上 恭子議員と共に参加した一日は、まさに味覚の祭典でした。この日のために厳選された食材が、熟練の技とともに私たちの前に並べられました。

鶏塩糀焼と青豆しんじょう

まず目に飛び込んできたのは、鶏塩糀焼と青豆しんじょう。塩糀の優しい甘みが鶏肉の旨味を引き立て、青豆の爽やかな色合いが春の訪れを告げているかのようでした。次に、稚アユの山椒煮。川のせせらぎを思わせる清涼感と、山椒のピリッとした刺激が舌の上で踊ります。

そして、苺としらすのみぞれ和え。甘酸っぱい苺と塩気のあるしらすが絶妙にマッチし、春の訪れを祝うかのような一皿です。あさりのしぐれ煮玉子焼きは、あさりの出汁が染み込んだふわふわの玉子焼きで、海の恵みを存分に感じさせてくれました。

刺身の盛り合わせには、鮪、ひらまさ、真鯛が並び、それぞれの魚が持つ独特の食感と味わいが楽しめます。サクラマスの筍はさみ焼は、春の代表格である筍とサクラマスが見事に調和し、焼き加減の絶妙さが際立っていました。

新玉ねぎサラダ

新玉ねぎサラダは、酢の物として提供され、新玉ねぎの甘みと酸味が爽やかな口当たりを演出。小肌酢〆、蛸、カラフルトマトは、色とりどりのトマトが春の陽気を盛り上げます。

茶碗蒸し

茶碗蒸しは、その滑らかな口当たりと深い味わいで、心を落ち着かせてくれる一品。そして、名物炭火焼小ひつまぶしは、炭火の香ばしさと鰻のふっくらとした食感が忘れられない味です。

緑茶寒天 蜜りんごとオレンジ

最後に、緑茶寒天蜜りんごとオレンジの甘味で、上品な甘さとともに食事を締めくくりました。西尾緑茶を使用した寒天は、ほのかな苦味と甘みが絶妙に調和し、心地よい余韻を残してくれます。

青山晃子 岡崎市

この日の献立は、まさに季節の移ろいと日本料理の奥深さを感じさせるものでした。小伴天の料理人たちの手によって、素材一つ一つが芸術作品のように仕上げられ、私たちの五感を魅了する時間となりました。この美味しいものを食べる会は、参加した全ての人々の記憶に、色鮮やかな春の一日として刻まれることでしょう。

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タンザニア連合共和国大使館でタンザニア国歌「神よ、アフリカに祝福を」を歌う

タンザニアの国歌「神よ、アフリカに祝福を」を歌う

駐日タンザニア連合共和国大使館で国歌 賛美歌「神よ、アフリカに祝福を」を歌う人々

大使夫人

バラカ大使夫人と榊原平、大統領の写真の前で

タンザニアの心温まる魅力を世界に伝える使命を担うバラカ大使夫人と公使参事官との貴重なひととき。大使が公務で帰国されている間も、大使館業務を継続し、タンザニア文化の紹介を続ける大使夫人の姿に感銘を受けます。多様性豊かなタンザニアの精神を象徴しています。

その精神は、タンザニアが世界に誇る宝石「タンザナイト」のように、稀有で美しく、多くの人々を魅了します。タンザナイトの青い輝きは、タンザニアの大地と人々の温かさを映し出し、大使夫人が世界に向けて発信するメッセージに深みと色彩を加えています。この貴重な宝石のように、大使夫人の努力と献身は、タンザニアの文化と魅力を世界に広めるための光となります。

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Capital Smart City:ICT大国パキスタンの100万人規模スマートシティの2024年の見通し

パキスタンのCapital Smart Cityのプレゼンテーション

はじめに

パキスタンのICTプロジェクト「Capital Smart City」についての講演が、東京の豪華なザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留で2024年4月25日開催されました。

パキスタンは、急速に進化している国の一つであり、その進化の中心にはテクノロジーがあります。特に、キャピタル・スマートシティの建設シリコンヴィレッジの開発が注目されています。

スマートシティの概念とその実装について深く掘り下げたこのイベントは、パキスタンと日本の間の技術交流を促進しました。

パキスタンのCapital Smart Cityのプレゼンテーション

パキスタンのCapital Smart Cityのプレゼンテーション

Capital Smart Cityの建設

パキスタンの首都イスラマバード近郊で進行中の「Capital Smart City」プロジェクトは、パキスタン初の大規模スマートシティを建設する民間プロジェクトです。シンガポールの設計会社Surbana Jurongがグランドデザインを行っており、Tech系大学、IT特区、ラグジュアリーホテル、ゴルフ場を始めとする商業・Amusement施設を集積した国際的なテックタウンを建設します。最終的には、イスラマバード国際空港からハイウェイ直結5分の立地に人口100万人規模のスマートシティが誕生します。

パキスタンのCapital Smart Cityのプレゼンテーション

パキスタンのCapital Smart Cityのプレゼンテーション

パキスタンのCapital Smart Cityのプレゼンテーション

パキスタンのCapital Smart Cityのプレゼンテーション

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パキスタンのCapital Smart Cityのプレゼンテーション

パキスタンのCapital Smart Cityのプレゼンテーション

パキスタンのCapital Smart Cityのプレゼンテーション

パキスタンのCapital Smart Cityのプレゼンテーション

パキスタンのCapital Smart Cityのプレゼンテーション

パキスタンのCapital Smart Cityのプレゼンテーション

パキスタンのCapital Smart Cityのプレゼンテーション

城内実衆議院議員

城内実衆議院議員

城内実衆議院議員

シリコンヴィレッジ

パキスタンは世界最大のICTフリーランサーコミュニティを有し、30万人以上のICTエンジニアが活躍しています。また、世界の名だたるICT企業がパキスタンに進出し、世界屈指のICT輸出額の増加率を誇っています。これらの情報から、パキスタンがICT分野で急速に発展していることがわかります。

ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留

終わりに

パキスタンのスマートシティ建設とシリコンヴィレッジの開発は、同国のテクノロジー分野の成長を象徴しています。これらのプロジェクトが成功すれば、パキスタンは世界のテクノロジー分野で重要な役割を果たすことになるでしょう。

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