榊原平 / Taira Sakakibaraのブログ

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カキツバタ 八橋かきつばた園 2022年

八橋の無量壽寺 愛知・知立市

2022年4月28日に知立の無量壽寺の八橋かきつばた園で満開のカキツバタ(杜若・燕子花)の花を見てきました。

鳥居と鯉のぼりの画像

愛知県知立市の八橋は、在原業平の「伊勢物語」の時代からかきつばたの群生地として有名。無量寿(むりょうじゅじ)は、愛知県知立市にある臨済宗妙心寺派の寺院。山号八橋山(やつはしさん)。三河四国八十八ヶ所霊場第四番

お寺なのになぜ鳥居?と思って調べたら山門を守る日吉山王社の鳥居とのことでした。

五月晴れの空に鯉のぼり

五月晴れの空に鯉のぼりが泳いでいました。

知立の史跡八橋の無量寿寺の鯉のぼりの画像

八橋かきつばた園

ヤマツツジ

知立の史跡八橋の無量寿寺のヤマツツジの画像

カキツバタ燕子花杜若)

カキツバタが綺麗に咲いていました。

八橋かきつばた園のカキツバタの画像

伊勢物語 東下りの章 (現代語訳)

昔、男がいました。その男は、わが身を必要のない者と思い込んで、京にはおるまい、東の方で住むのに適した国を探すためにと思って出かけました。以前から友人としている人、一人二人と一緒に出かけました。(一行には東国への)道を知っている者はいなく、迷いながら行ったのでした。

(ほどなくして)三河の国の八橋というところに行き着きました。そこを八橋といったのは、水が流れる川が八方に分岐しているので、橋を八つ渡してあることに基いて、八橋といったのでした。(一行は)その沢のほとりの木の陰に(馬から)下りて座り、乾飯(米を乾燥させたもの)を食べました。その沢には、かきつばたがたいそう素晴らしく咲いていました。それを見て、(一行の中の)ある人が言うことには、
「かきつばたという5文字を和歌の(5・7・5・7・7の)各句の頭文字に置いて旅の気持ちを詠みなさい。」

と言ったので詠む(歌)。

(何度も着て身になじんだ)唐衣のように、(長年なれ親しんだ)妻が(都に)いるので、(その妻を残したまま)はるばる来てしまった旅(のわびしさ)を、しみじみと思うことです。

※歌の解説

と詠んだので、みな、乾飯の上に涙を落としたので、(乾飯は)ふやけてしまいました。

知立の史跡八橋のカキツバタの画像

カキツバタ花言葉

カキツバタ燕子花杜若)の花言葉は「幸運は必ず訪れる」

辻灯篭 紀州から八橋売茶翁に贈られたもの

知立の史跡八橋の無量寿寺の辻灯篭の画像

この辻灯篭は紀州徳川から八橋売茶翁に贈られたもの

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